Mac Account Call User's Manual

  1. 概要

  2.  このマニュアルでは MacAccountCall の使用方法を紹介します。

     MacAccountCall は、起動時にネットワークの管理組織から発行された、あなたのユーザ ID とパスワードを尋ね、それを元にあなたの個人用のディスク領域(ファイルなどを保存することが出来る保存先)を提供します。
     (さらに管理組織の方針によっては、電子メールツールである Eudora の自動設定も行なうようになっているかも知れませんし、各種のアプリケーションプログラムの設定を個人ごとに保存するサービスを提供していることもあるかもしれません)
     このディスク領域はあなたの今前にある Macintosh (以下 Mac ) の中のディスクではなく、ネットワークで接続された他のコンピュータのディスク領域です。ですから、あなたの個人用のレポートやプログラムをこのあなた専用の領域に保存しておけば、他の Mac を使う時でも、この MacAccountCall のインストールされている Mac であなたの ID とパスワードを入力しさえすれば、常に利用することが出来ます。
     このようなあなた専用のディスク領域のことを以降、「プライベートボリューム」と呼ぶことにします。
     このマニュアルで示されている入力例や画面の絵柄などは実際とは異なっているかもしれませんが、操作方法は殆ど同じはずです。
     もしも解らないことがあるようでしたら、ここのネットワークを管理している方に質問をして下さい。場合によってはこのマニュアルに代わるマニュアルが用意されているかもしれません。その場合には、そちらのマニュアルを参照して下さい。


  3. 操作方法(Mac の起動方法)
    1. まず Mac の電源スイッチを押して電源を入れて下さい。
    2. 画面の下に幾つかのアイコンが並んだ後、あなたのユーザ ID とパスワードの入力を求める画面が出てきます。
       (この画面は、某大学のある研究室で用いられているものです)




    3. ログインするホストの選択
    4.  まず始めに「Your Host」と書かれている部分にマウスの矢印を持って行き、マウスのボタンをぐっとで押下げ続けてみて下さい。

       このように幾つか選べるようでしたら、予め管理組織から指示があったものを選択して下さい。特に指示が無い場合は、一応 ID とパスワードを発行して頂いた管理組織の方へ問い合わせてみて下さい。


    5. ID とパスワードの入力
    6. あなたの ID とパスワードを入力(キーボードを押して、文字を該当の場所に表示させ、欄を埋めること)します。



       この例のように、パスワードの部分は「・」になって、実際には具体的な文字として見ることは出来ません。これは、他の人にパスワードを盗み見られないようにするためにこのようになっております。

       なお、「Your ID : 」の欄から「Password : 」の欄へキャレット(欄の中で点滅している縦線:この部分に文字が挿入されます)移動させるためには、マウスの矢印を Password の欄に持っていって一回マウスのボタンを押すか、キーボードの一番左の方にある「Tab」キーを押すか、「Return」キーを押して下さい。
       もしもパスワードを入力している最中に ID の部分が間違っていると気がついた時には、Password の欄から ID の欄へキャレットを持っていって修正して下さい。Password の欄から ID の欄へキャレットを持ってゆく方法は、マウスの矢印を ID の欄に持っていって一回マウスのボタンを押すか、キーボードの一番左の方にある「Tab」キーを押して下さい。

      (注意!!)

      • 何も入力しない状態で、「Remain : xxxx sec.」の xxxx の値が0になると、自動的に Mac の電源が切れてしまいます。
         (ただし、この機能が用いられていない場合もあります。その場合、「Remain : xxxx sec.」というのは表示されません)
      • Caps キーが押し下げられている状態では、「Caps : ON」という表示が出て、警告を出します。これは、Caps キーが ON になっている状態では ID とパスワードがすべて大文字で入力されてしまうためです。一般的に ID とパスワードは大文字と小文字を区別し、大文字のみで構成されることはありません。従いまして、この表示が出ている時には必ず Caps キーを OFF にしてから、もう一度入力し直して下さい。Caps キーは、多くの場合、キーボードの左の方にあります。

    7. もしも、起動時に Eudora でメールのチェックをしたくない場合には、「Don't check mails at startup」ボタンに「×」印を付けて下さい。
       この事についてよくわからない場合は気にしなくて結構です。
       (場合によってはこのボタンはない場合もあります)
    8. 入力が終わりましたら、OK ボタンをマウスで押すか、そのまま Return キーを押して下さい。
       また、キャンセルしたい場合は「Cancel」ボタンを押すか、「esc」キーを押して下さい(もしも Cancel ボタンが無かったり、押しても何も起こらない場合は Cancel することが出来ませんので諦めて下さい。この場合は「Shutdown」を押して Mac を終了させて下さい。

    9. うまく行けば、何事も無くこのダイヤログは消え去り、Mac が起動します。
       もしもうまくいかなかった場合は、何等かのエラーメッセージが表示されますので、その指示に従って下さい。一番多いのは、ID 或はパスワードの入力ミス(タイプミス)です。その場合はもう一度入力し直して下さい。
       また、何もメッセージが出力されず、再びユーザ ID とパスワードを聞いて来た場合、管理組織の方からそれなりの指示が出ているはずですので、それに従って下さい(多くの場合、このようなことはないと思います)。

    10. 場合によっては電子メールツールの Eudora がパスワードを聞いて来るかもしれませんが、この場合は先程入力しましたパスワードをもう一度入力して下さい。
       ここでの入力も、入力した文字が「・」になると思います。パスワードは、絶対に誰にも見せてはいけません。

    11. うまく Mac が起動しますと、あなたのプライベートボリュームのアイコンがデスクトップの右上の方、ハードディスク(起動ディスク)の下に表示されているはずです。アイコンがどのようなデザインのものであるかは、事前に管理組織の方から案内があったと思いますので、ここでは省略させて頂きます。

    12. Eudora がパスワードを聞いてきた場合は、パスワードを入力した後、Eudora のマニュアルを参照しながら自分の本名を必ず記入しておいて下さい。

       以上で Mac の起動は終了しました。

       基本的に自分の個人で使用するレポートなどは、自分のプライベートボリュームに保存するようにして下さい。そうすれば、次回、今使っている Mac が他の人に使われていても、今までやっていた仕事を続けることが出来ます。またフロッピーディスクなどに保存し、持ち歩くという煩わしさからも開放されます。



  4. Preference Mover の使用方法

  5. ★ この章以降はある程度 Mac の使用方法を習熟した方を対象として書かれていますので、全くの初心者の方はもう少し(1時間程) Mac に慣れてから、以降の章は読んで下さい。

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