MacAccountCall は、起動時にネットワークの管理組織から発行された、あなたのユーザ ID とパスワードを尋ね、それを元にあなたの個人用のディスク領域(ファイルなどを保存することが出来る保存先)を提供します。
(さらに管理組織の方針によっては、電子メールツールである Eudora の自動設定も行なうようになっているかも知れませんし、各種のアプリケーションプログラムの設定を個人ごとに保存するサービスを提供していることもあるかもしれません)
このディスク領域はあなたの今前にある Macintosh (以下 Mac ) の中のディスクではなく、ネットワークで接続された他のコンピュータのディスク領域です。ですから、あなたの個人用のレポートやプログラムをこのあなた専用の領域に保存しておけば、他の Mac を使う時でも、この MacAccountCall のインストールされている Mac であなたの ID とパスワードを入力しさえすれば、常に利用することが出来ます。
このようなあなた専用のディスク領域のことを以降、「プライベートボリューム」と呼ぶことにします。
このマニュアルで示されている入力例や画面の絵柄などは実際とは異なっているかもしれませんが、操作方法は殆ど同じはずです。
もしも解らないことがあるようでしたら、ここのネットワークを管理している方に質問をして下さい。場合によってはこのマニュアルに代わるマニュアルが用意されているかもしれません。その場合には、そちらのマニュアルを参照して下さい。
操作方法(Mac の起動方法)
まず Mac の電源スイッチを押して電源を入れて下さい。
画面の下に幾つかのアイコンが並んだ後、あなたのユーザ ID とパスワードの入力を求める画面が出てきます。
(この画面は、某大学のある研究室で用いられているものです)
なお、「Your ID : 」の欄から「Password : 」の欄へキャレット(欄の中で点滅している縦線:この部分に文字が挿入されます)移動させるためには、マウスの矢印を Password の欄に持っていって一回マウスのボタンを押すか、キーボードの一番左の方にある「Tab」キーを押すか、「Return」キーを押して下さい。
もしもパスワードを入力している最中に ID の部分が間違っていると気がついた時には、Password の欄から ID の欄へキャレットを持っていって修正して下さい。Password の欄から ID の欄へキャレットを持ってゆく方法は、マウスの矢印を ID の欄に持っていって一回マウスのボタンを押すか、キーボードの一番左の方にある「Tab」キーを押して下さい。
Caps キーが押し下げられている状態では、「Caps : ON」という表示が出て、警告を出します。これは、Caps キーが ON になっている状態では ID とパスワードがすべて大文字で入力されてしまうためです。一般的に ID とパスワードは大文字と小文字を区別し、大文字のみで構成されることはありません。従いまして、この表示が出ている時には必ず Caps キーを OFF にしてから、もう一度入力し直して下さい。Caps キーは、多くの場合、キーボードの左の方にあります。
もしも、起動時に Eudora でメールのチェックをしたくない場合には、「Don't check mails at startup」ボタンに「×」印を付けて下さい。
この事についてよくわからない場合は気にしなくて結構です。
(場合によってはこのボタンはない場合もあります)
実際の登録作業はさして難しくありません。初期設定ファイルをプライベートボリュームに保存したいと思うアプリケーションのアイコンをこのアプリケーションのリストボックスに Drag & Drop するだけです。
または、リストボックスに Drag & Drop する代わりに MacACApplResister アプリケーションのアイコンに Finder 上で Drag & Drop しても登録することが出来ます。
削除方法は、リスト内のアイテムを選択して、「Delete」ボタンをクリックするだけです。「削除しても良いか」というメッセージが出てきますので、良ければ「OK」ボタンを押して下さい。
最大で、20までのアプリケーションを登録することが出来ます(管理組織の登録分も含んで20です)。